放射線量計で簡易放射能測定

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会社でも使用中の線量計「HORIBA(ホリバ) 環境放射線モニタ PA-1000 RADI (ラディ)」を使って,簡易的に放射能を測定するキットが発売されるそうです。

放射能測定キット PA-K(PA-1000 Radi専用)

形状内容から,恐らく測定試料を納めた塩ビケース中央の凹みで,線量計を取り囲むように設置するようです。【詳細

付属の検量線がどのようなものかは判りませんが,これも恐らく

  • ^{137}Cs(Cs-137) → 0.013\mathrm{\mu{}Sv/Bq}

と言う関係から,試料が1kgの時の放射能は,線量計が示す値を0.013で除せばいいのかなぁと言うことになります。

つまり,Radiの測定上限が9.999\mathrm{\mu{}Sv}ですから,最大769\mathrm{Bq/kg}までしか測定できません。

とはいえ,実際には塩ビケースで遮蔽される影響を考慮した検量線となっていると予想されますので,もう少し大きな値まで測定できるのかも知れません。

なお,Radiが表示する値は^{137}Cs(Cs-137)基準ですので,他の核種の影響次第で値は変わります。その点から「簡易」に求めていることを承知しておく必要があります。

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