カリウム40による内部被曝:線量当量編
カリウム40による内部被曝:放射能編で体重の人体内には
の放射能:約
が存在している事が判りました。
他の放射性核種を含めば約とも。
ここでは,:ベクレル →
:シーベルトへの変換を試みてみます。
間違いがあれば(って,多分有るはず)ご指摘願います!
本来「放射能の量」と「照射線量(線量当量)」という全く別の概念ですから,単純に変換は出来ません。いろんな仮定を積み重ねて単純化する事になります。
先ず,放射性物質から放出される放射線に着目します。
の場合は
が
崩壊して
となって
線を放出
が陽子が電子を捕獲して中性子となる電子捕獲もしくは
崩壊(全体の
・・・無視出来る)によって
になり,
線を放出
とWikipedia(一箇所では無い)に書いています。
このときに放出されるエネルギーは
線が最大で
,平均で約
線が
だそうです。
他にもからの
線等がありますが,非常に少ないので無視します。
ここで
さぁ,準備が整いました。
個の
が崩壊する時に放出する総エネルギー
は
∴
の人体に存在する
が持つ放射能は約
なので
よって,当たりに換算すると,
これは「秒間に起こる崩壊」ですので,
年間では
線,
線の放射線加重係数は何れも「
」 なので,線量当量
は
結局人体は
から放出される放射線だけで,年間
の内部被曝を受けているという事になります。
こちらの数値とも合致しました。