「万年筆を使っている人」の仲間入り

この記事は約2分で読めます。

昔は,中学に入学すると「腕時計(しかも『自動巻き』!)」,高校に入学すると「万年筆(私は『パーカー』だった)と相場が決まっていたもんです。

腕時計は酷使され続けたんですが,万年筆は・・・お世辞にも上手くない手書き文字を,万年筆で書くと更に下手くそに見えてしまう現実と,とにかく「直ぐに乾いてインクが出なくなる」事実を知り,いつの間にか見失ってしまったような・・・

その後何度か,万年筆に触れる機会は有りましたが,いつも[書き味の悪さ」で敬遠したり,とにかく「高価な筆記具」と言う印象が強かったですねぇ。

ですから,最近の筆記具は専らボールペン。それもゲルインクタイプの「Hi-TEC Colleto」で,文房具店にはあまり陳列されていないこともあって,専らネット通販で済ませていました。まぁ,これはこれで未だに細かい字が書きたい時などに使うことはあるのですが,最近ふとネットで面白い筆記具を見つけました。

その筆記具とは・・・何のことはない,最初に書いた「万年筆」です。

まぁ,字が下手でも心のどこかに「万年筆使いになりたい願望」でも合ったのかも知れませんねぇ。

元々抱いていた万年筆への印象「高価」と「書き味の悪さ」の両方がクリアされました。これです。

プラチナ万年筆 preppy

ハローキティ(これをトップに置く理由が???)はスルーして,その下の0.3mm。万年筆的には極細に相当する細さです。ここまで細くなると,普通はインクの出が悪いだろうと想像するのですが,実際に使ってみると,普通にボールペンと同じような書き味。

価格も安く,これならランニングコスト的にお手軽な筆記具と言えるのでは?

とりあえずは定番のブルーブラックとレッドを購入して見ました。

この「Blue Black」と言うインクは,プラチナ万年筆によると

このようにブルーブラックインクは、『青みがかった黒色』であるとか、『黒味がかった青色』であるなどの色目のことではなく、筆記当初はブルーですが、年月の経過と共に染料の青い色の部分が退光した為、その後に混合している鉄の黒い部分のみが紙面に固着して残存していることでブラックになるという、長期保存性を維持している機能を指しています。

当初はブルーで年月経過後にブラツクに変化するという訳です。
濃紺の深い色目がこのインクによって得られる個性ともいえましょう

なんだそうです。

第一鉄イオンが酸化して第二鉄イオンになり黒色沈殿を生じる酸化作用を利用

と言うことで,インク自体は酸性の為,鉄ペンが錆びると言う特性も知っておいた方がいいでしょう。因みに,preppyのペン先ははステンレス製です。

コメント