WordPressMEの安定バージョンは2.0.11と2.2.3なんだそうで，私の管理するサイトは全て2.1.3。
つまり，この2.1系は開発対象外なんだそうで，何故こんなバージョンが・・・とぼやきつつ，2.1.3から2.2.3へのバージョンアップに挑戦してみました。
ところが，2.2系からは文字コードが「UTF-8」のみが対象とのことで，現行の「EUC-JP」からの変更が必要。ちょっとややこしそうなので，随分放置していましたが，「ブログの文字コードを EUC-JP から UTF-8 へ変更するためのマニュアル」が登場しています。
以前から存在していたのですが，当時は箇条書きで，具体例が無かったようで，今は随分判り易くなっています。
phpMyAdminのインストールから書かれていますが，xreaを借りていますのでここは割愛。・・・「UTF-8へのエンコーディング」をエクスポート時に行う関係から，kanji-encoding.lib.phpへのパッチは行っておいた方がいいようです。xreaならドキュメントルート下のlogディレクトリにphpMyAdminがインストールされています。
xrea以外のサーバ等で，phpMyAdminを触れない場合は，そのままエクスポートしたファイルを TeraPad なんかで「UTF-8N」として保存しなおせばいいだけ。
（データ量が少なければ，この方法で十分）
さぁ，いよいよUTF-8化に挑戦！
先ず，MaintenanceModeプラグインを導入（WordPressMEが2.1系の場合は・・・と言うかEUC-JPは・・・V3.2ではダメで，V2.2です）してメンテナンスのアナウンス状態に。（後々，このことが壁となって立ちふさがる）
他のプラグインは，必要最小限にとどめて「無効化」しておいたほうがよさそうです。
次に，phpMyAdminからの操作。テーブル接頭語を（安易にも）wp_にしていたので，この際別の接頭語に変更。・・・説明の都合で utf-_とします・・・
っと，その前に一応 wp- 分をバックアップ。ここでは，文字エンコードなどせずにそのままエクスポート。・・・いざと言うときの保険です。
注意１：一応テーブルは全部で10種類になるのですが，利用していたプラグインによっては，更に幾つか増えます。
ここからややこしくなりますが，変更後のテーブルを全て選択して，それらを「UTF-8にエンコード」するモードでエクスポートします。
で，データベース側のテーブル本体を「削除」します。ちょっと勇気が要る場面ですが，思い切るしかないですね。
データベースが空になったところで，さきほど「UTF-8」でエクスポートしたファイルを，データベースに書き戻す作業・・・インポート・・・を行います。
データベース側の作業はこれでおしまいの筈でしたが，1箇所だけ修正が必要で，
UPDATE utf_options SET option_value = ‘UTF-8’ WHERE option_name = ‘blog_charset’;
というSQLを実行して WordPressME の文字コードが UTF-8 だと教えてやらなければならないんですね。ちょっと紛らわしい。・・・ utf_option の utf_ はテーブル接頭語です！
一先ずこれでphpMyAdminから離れて，FTPモードでwp-config.phpを編集します。ここでも，文字コードがUTF-8であること，新たなテーブル接頭語を設定します。
さぁ！これでUTF-8モードでWordPressMEを立ち上げて・・・？？？
メンテナンスモードが表示されるだけ？admin.phpにアクセスしても「あなたはこのページにアクセスする権限を持っていません。」と言われるだけ。
さぁ困りました。ここからは，TheInternetを駆け回り，なんとか以下の情報を得るました。
1. Windows環境に限り「wp_optionsテーブルのwp_user_rolesと言うoption_nameで漢字のバイト数（s:*）が3バイトではなく2バイトのまま
2. 変更したテーブル拡張子に置き換わっていない箇所がある
1と2を夫々独立して対応してみたのですが，それでもダメ！
え?いっ，ままよ！・・・と短絡的に，ここで2.2.3を上書きインストール。
update.php を実行して，さぁどうかな？・・・やはりダメです。入れません。
もう一度，1,2の問題点を見直してみると，同時には設定していませんでした。ですから，もう一度「文字数の変更，テーブル接頭語の適用」を行ってみましたら・・・すんなり，管理画面が表示されて，大成功。
う?ん・・・・WordPressME2.1.3から2.2.3へのバージョンアップは要注意です。
PS.タイムスタンプの項の表示が未だおかしい・・・
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