Royal Kludge RK L75 を65%キーボード化

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初めて購入したメカニカルキーボードに関する話題の続きになります.

過去の記事はこちら.

今までに行ったカスタマイズ

日本語入力対策

先ずは US 配列のキーボードを ATOK 風にカスタマイズして,日本語入力を簡単に使える様にしようという試みでした.

ゴールは,JIS 配列特有の [変換] キーを如何に US 配列で再現できるかでしたが,ATOK 側の設定を中継する形で上手く機能させることが出来,大成功です.

余計なキーの無効化

更に,つい機能してします [Caps Lock] キーをよく使う [L-Ctrl] キーに.

これは便利ではありますが,未だうまく使いこなせていません.ただ,[Caps Lpck] が無効になったことは幸せです.

Tap 機能

次に試したのは Tap 機能を使った二重定義.

紆余曲折があって実際に定義したのは二つのキーで,

  1. [R-Alt] キーに【短押し】で [Ctrl] + [\] ,つまり [変換] キーを割当て,【長押し】でキートップ本来の [R-Alt] キーを割当て
  2. [`] キーに【短押し】でキートップ本来の [`] キーを割当て,【長押し】で [Ctrl] + [`] ,つまり [半角/全角] キーを割当て

二つ目の設定は,MS-IME 等で JIS配列のキーボードでは [半角/全角] キーを使われるケースが多い為,それを再現してみました.長押ししなければ機能しないというのがミソです.

今回の行ったカスタマイズ

ここからが本題.

Tap 機能を知ったことで,ついついこんな事を思いついてしまいました.1

  • キートップを眺めていると,数字の 1 ~ 9 はそっくりそのまま F1 ~ F9 に見えてきた
  • キートップの上 [)] と下 [0] をヨコに並べると F10 に見えてくる・・・
  • キートップの上 [_] と下 [-] を90°回転すると F11 に見えてくる・・・
  • キートップの上 [+] と下 [=] を並べると F12 に見えてくる(=がⅡに)

すると,実は( US 配列に限ることではありますが)

  • 数字キーの段はそのまんま,[F1] から [F12] に対応する

ように最初から設計されていたんだと,妙に納得してしまったわけです.

ということは,Tap 機能を使うことで,ファンクショキー単独の行が不要となるわけですから,結局これは

65%キーボード化

に他ならないわけです.

つまり,75%キーボードのままでも65%キーボードを体験できるんです.

実際の65%キーボードでファンクションキーを使いたい場合は,[Fn] キーと [数字] や [-],[=] を同時押しするわけですが,今回の Tap/Hold 仕様であればワンキーで対応できます.2

ということで,この対応を Tap 機能を使って,つまり Tap レイヤにキートップ本来の機能を移し,Hold 状態で対応する番号のファンクションキーを割り当てる事にしました.

その結果どうなったかというと,Tap レイヤは...

対応する Default レイヤ,つまり Hold の状態は...

オマケのオマケとして,[\] キーの長押し時は [無変換] にしています.これも使うことは無いと思うのですが,一応 JIS 配列の機能を再現させたかったので...

少し使ってみましたが,私自身がファンクションキーを使う時は「全角カタカナ」,「半角英数」,「全角英数」ぐらいですから,[F7],[F9],[F10] 程度しか使いません.そういう意味では便利とは今のところ思えませんが,タッチタイピングが上級モードに突入する頃には恩恵にあずかる事があるだろうと期待して...

矢印キーなど,他のキートップに無いキーも,この方法ならショートカットでは無くワンキー対応が可能です.

そうなれば,いよいよ60%キーボードの誕生ですねぇ.


  1. 実は,ChatGPTとの会話中に思いつきました.キーボードのカスタマイズに関する一連の作業は,ChatGPTにも手伝ってもらっていると言っても過言では無いです. ↩︎
  2. 恐らく殆どの60%キーボードには Fn-Lock 機能がありますので,そこまで不自由では無いにしても,やはり慣れないと手間である事に変わりは無いです. ↩︎

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