日本国内で一般に出回っているパソコンは,キーボードレイアウトが 106/109 と言うJIS配列になっているということは前にも説明しましたが,世界標準とも言えるUS配列のキーボードを使おうとすると,ちょっと不便なことがあります.
Enterキーの形状やスペースバーの長さなどもそうですが,なかでもパソコン側のキーボードレイアウトが 10/109 と言うJIS配列の設定の場合,@,”,:などの位置が変わってしまっていて,入力に一苦労してしまいます.
私も, Royal Klugde RK L75 を購入して使用する段になって,かなり使いづらさを感じました.
ただ,タッチタイピングは殆ど出来ていない状態でしたので,実害はさほど無かったのですが,一般的にはかなり面倒なことだろうと想像します.
この事が障壁になって,バラエティ豊かなUS配列のキーボード,特にメカニカルキーボードを諦めたり,無理に高価なJIS配列に甘んじて居られる方も多いのではないでしょうか?
実は AutoHotkey を使うと,Windowsのキーボードレイアウトを「日本語キーボード(106/109 キー)」としたままでUS配列のキーボードが使えるようになって便利ですので,紹介しておきます.
JIS2ANSI.ahk について
JIS配列のキーボードとUS(ANSI)配列のキーボードで,打鍵した時の記号が違う箇所を翻訳しただけのスクリプトですが,日本語入力(ATOK仕様)にも対応できる様にしています.
HENKAN.ahk と言うスクリプトも要求しますので,前稿からコピー&ペーストして,HENKAN.ahk として同じフォルダーに保存しておいてください.
日本語入力に関しては他のツールに任せると言う場合は,
#Include HENKAN.ahk
をコメントアウトするか削除して下さい.当然ながら HENKAN.ahk は不要です.
; ------------------------------
; JIS2ANSI.ahk
;
; JIS配列のANSI配列化(JIS2ANSI)
; ------------------------------
#Requires AutoHotkey v1.1
#SingleInstance force
#UseHook
#Include HENKAN.ahk ; RAlt/LAlt を 変換/Shift+変換 に割当て
; コンパイル時に展開されるので添付不要
SendMode Input
sc029::` ; sc029 → 半角/全角 / ` は AHK の Escape文字
; 自明である場合は ` でエスケープする必要は無い
+sc029::~
+2::Send {`@} ; @ は [ に Remap するので,Hotkey で送る
+6::Send {`^} ; ^ は = に Remap するので,Hotkey で送る
+7::&
+8::*
+9::(
+0::)
+-::_
^::=
+^::+
@::[
+@::{
[::]
+[::}
]::\
+]::|
+sc027::Send {:} ; sc027 → ; / : を ' に Remap するので,Hotkey で送る
sc028::' ; sc028 → :
+sc028::"
Exit
HENKAN.ahk を内包した実行形式のファイルを添付しておきます.
このスクリプトのおかげで,Windows 側のキーボードレイアウトは 106/109 のままで,US配列のキーボードがそのまま使えます.
101/102 環境で運用していた HENKAN.ahk も,106/109 キーボードが 101/102 として操作できるので,そのまま運用できるというわけです.

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